ARK X-STATiON



Excelブック作成プラットフォーム ARK X STATiON



ARK X STATiONは、弊社開発のExcelファイル作成ライブラリ、ARK X-TRAiNの機能で構成された、バッチ処理向けExcelファイル作成プラットフォームです。
テンプレートブックを用い、データソースとしてDBMSからのSQL検索結果や、CSVファイルの内容をロードして、帳票を作成する業務に適しています。
ExcelやWindowsの機能を用いることなく、直接Excelファイルを生成しますので、Officeライセンスは不要であり、Windowsだけでなく、Linux/UNIXなどのプラットフォームでも稼働します。
また、サーバのリソースが許す限りの同時並列処理も可能です。
従来はブック毎に個別に作成したExcelマクロで行っていた処理を、一括して高速に行うことができます。


機能概要


ARK X STATiONは、サーバ上で稼働するコマンドラインプログラムです。
Excelブック出力に必要なパラメータは、テキスト形式の定義ファイルに記述します。

・出力先のパスやテンプレートブックのパス
・データソースとして扱うCSV/TSVファイルのパスや、書式の情報
・データソースとして扱うSQL文
・データソースのロード(貼付)位置のシートとセルの情報
・ブック、シート、セルの書式制御(テンプレート使用時は追加設定不可)

上記のパラメータには、”$”または”:”で始まる変数を指定可能であり、変数は実行時に引数または環境変数の値を参照する様になっています。
これにより、外部からの検索条件の設定や、動的にブック名を変更することなどが可能です。

ARX X STATiONは、UNIX/Linux、Windowsで利用することができ、以下のDBMSへの接続をサポートしています。

・Oracle
・MySQL
・ODBC接続対応DBMS(Windows版のみ)

また、DBMS接続機能を省いたライト版もご用意しています。
データソースとして、CSV/TSVや他のブックのシートを参照するだけの場合は、ライト版で対応が可能です。

事例
政令指定都市自治体システム

現行システムでは、バッチ処理で作成したCSVファイルを、ブック毎のマクロでシートにロードして帳票を作成していました。
システムの更改に合わせ、順次X STATiONを利用した帳票に切り替えを行っています。


実行例


テンプレートブックを利用して、CSVファイルの内容で帳票を作成する実行例です。

CSV内容)


実行結果)

定義体)
#------------------------------------------------------------------------------
# ARK X STATiONサンプル定義ファイル
#------------------------------------------------------------------------------
# CSVデータソース定義
DataSource {
    #
    # ID
    #
    id = CSV1

    #
    # ディレクトリ(フォルダ)名($変数名で引数、環境変数名を参照可能)
    #
    directory=$CSV_DIRECTORY

    #
    # ファイル名($変数名で引数、環境変数名を参照可能)
    #
    filename="納品明細_" & $年月 & ".CSV"

    #
    # 全て空白(半角スペース)のカラムを無視するかどうか
    #
    ignore_space=Y

    #
    # NULLのカラムを無視するかどうか
    #
    ignore_null=Y
    #
    # ヘッダレコード有無 / 改行コード / 文字コード / CSVエスケープ方式 / ログ出力有無
    #
    header=Y
    newline=CRLF
    charset=SJIS
    escape=EXCEL
    log=y
}

#------------------------------------------------------------------------------
#    ブック定義
#------------------------------------------------------------------------------
Book {
    #
    # テンプレートExcelのパス($変数名で引数、環境変数名を参照可能)
    #
    Template=$TEMPLATE_DIRECTORY & "\" & $TEMPLATE_BOOK & ".xlsx"

    #
    # 出力ディレクトリ($変数名で引数、環境変数名を参照可能)
    #
    Directory=excel

    #
    # 出力ブック名($変数名で引数、環境変数名を参照可能)
    #
    Filename="SAMPLE01.xlsx"

    #
    # データソース
    #
    Sheet {
        template=納品書
        A1:M*={DataSource=CSV1}
    }
}

価格


対応OSやRDBMS等のオプション有無により異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
保守契約もご用意しております。
ご購入にあたり、保守契約は必須ではありません。


仕様


項目 仕様
処理方式 メモリ上にデータを展開、メモリ上でXMLファイルに書き込み
とExcelブック書き込みを行う。
利用者が設定した行数を超えた場合、またはXMLファイルの書
き込み時に使用可能メモリが不足した場合は、一時ファイルを
使用することがある。
出力Excel形式 Microsoft Office Open XML 形式(拡張子xlsx、xlsm)
列幅、行高さの指定
対応OS 各種UNIX、Linux、各種Windows
Cコンパイラが存在するOSであれば運用が可能
接続可能DBMS Oracle (Oracleクライアントが必要)
MySQL(MySQLクライアントが必要)
ODBC対応DBMS(Windows版のみ)
接続可能DBMS Oracle (Oracleクライアントが必要)
MySQL(MySQLクライアントが必要)
ODBC対応DBMS(Windows版のみ)
最大行数 1,048,576
(メモリ上で処理を行うため使用可能メモリに依存)
最大列数 16,384
(メモリ上で処理を行うため使用可能メモリに依存)
最大シート数 使用可能メモリに依存
セルに設定可能な整数 ±999,999,999,999,999 (有効桁15)
上記以上の数値はExcelで丸められる
セルに設定可能な実数 符号や小数点を含んだ19桁以下の文字数の数値
セルに設定可能な文字列バイト数
※文字数ではありません
4,000byte(SJIS,EUC)
12,000byte(UTF8) (半角カナ4000文字を想定したサイズ)
セルの値の自動認識 日付:”/”または”/”で区切られたYYYYMMDD形式
日付時刻:上記日付+スペース+HH:MI[:SS]
時刻:コロンで区切られたHH:MI[:SS]形式
数値:符号とカンマを含む数字
計算式:”=”で開始する文字列
テンプレートを利用する場合は、その書式が優先する
数式と関数 四則演算子と下記関数が使用されている式は、書き込み時に値
の計算を行う。それ以外の関数が使用されている場合や、日付
時刻のセルなどが指定されている式は計算を行わず、Excel起動
時に再計算が行われる
ROW、SUM、AVERAGE、ROUND、ROUNDUP、ROUNDDOWN、
TRUNC、COUNT、MIN、MAX


お問い合わせ

お電話またはinfo@arktran.comまでお問い合わせください。


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